2021創設記念日に寄せて

逸品棚と弊社のとりくみについて

弊社、株式会社キビィズは、

おかげさまで2021年2月18日をもって設立7期目を迎えることができました。

これもひとえに皆様のご支援の賜物とこころより厚くお礼申し上げます。

あらためて弊社設立を振り返れば、そこには東日本大震災がありました。

前職時代に震災直後の東北を訪れる機会があり、

それまでそこにあったはずのもの、ひと、歴史や文化まで、

本当になにもなくなった光景を目の当たりにし、

ただただ呆然とし、これまでの経験をもとに

なにか出来ることはないかという強い思いをもったのがきっかけでした。

被害に遭われたすべての方々、いまなお苦しい状況におられる方々に心よりお見舞い申しあげます。

「残すべきものを残し、
 なくしてはならないものを守る」
生産者と一緒に考え
つくりひろめていく

震災地を含む各地をまわり、たくさんの方々とお会いするなかで、

地域でがんばる方々を応援し、「残すべきものを残し、なくしてはならないものを守る」という強い思いから、

伝統や技術を継承しつつ、ものづくりに真剣に取り組みながら、

チャレンジを続ける生産者の方々と、

一緒にものづくりをし、それをひろめていく活動

「キビィズライフプロジェクト」を発足しました。

われわれはなにものか?

わたしたちは、いわゆる※企画屋、販売コンサルタントとは違い、生産者から企画料、コンサル料などをいただくことは一切なく、勝手に惚れて、残したい、広めたい、応援したいと思った「もの」「伝統や技術」「ひと」と いっしょにどうやってつくり

広めていくかを考え実践していくおせっかいなものでした。

※一方で、このころ多くの生産者が

そうした企画屋・コンサル屋の勧めで

助成金をつぎ込んで商品をつくり在庫を抱えていました

キビィズ寄稿 ※生産者を悩ます6次化の落とし穴 参照

第1号は農家と、かきまぜないぬか漬けキット
ぬか床を書店で販売

第1号商品は、大阪の水ナス農家草竹さんと一緒に作った、

かき混ぜることの要らないぬか床「ヌカマルシェ」で、

これを全国書店で販売し始めたのが始まりです。

販路ゼロからのスタートで、ディスカウントショップや食品売り場で売らない、

安売りをしない、ネット販売をしないという方針で、

書店、雑貨店、インテリアショップ、百貨店、など独自の販路を開拓してまいりました。

その後、滋賀の老舗卸製造茶業の丸安茶業さとの僅か8μの超微細粉末茶「TeaColors」、奈良の老舗葛菓子店と「くず湯」等々・・・、

様々な生産者と関係をひろめていき、気が付けば、

現在では約400アイテムになりました。

販路ゼロからのスタート

販路ゼロ、まったくの新参者としてスタートしましたが

その過程をたどると、

生産者と一緒にものづくりをするという面では「生産者」であり、

それらの販路を開拓するという点では「販売代理」でもあり、

また 400にものぼるアイテムを流通させるという「卸業」でもあり

月間のうち半分以上はどこかの街の催事やイベントなどで直接販売をおこなう「販売業」と、

ほぼすべての商流に携わり、そのことで、各々の立場の方々が抱える課題や悩み、

将来性などを肌で感じ、知ることができました。

またそこから、次第に、生産者だけでなく 

流通に関わる他の多くの業態の課題にも対処できることはないかを模索するようになりました。

これからの生産者と販売者の
新しいかかわり方
逸品棚のスタート

生産者の支援からはじまったプロジェクトでしたが、4年を経て、生産者だけではなく、商品を販売する販売者もまた厳しい状況にあることから、次に、両者をつなぎ両社が相互に協力することでお互いがメリットの得られるながれを考えるにいたり、1年間の試験運用を経て19年逸品棚プロジェクトをスタートしました。

当事者として得た経験と感覚から 
各々の立場にとって最良な流通の仕組みを考える

全国の生産者がつくった選りすぐった逸品を、単体ではなく棚ごとまるごと提供するというもので、

販売者にとっては、ルールを守ることで、完全な消化仕入で仕入コストが不要、売れた分だけ精算、最大の課題である食品ロスにも、食品の賞味期限切れによる買取不要で交換が可能と・・・

様々な大きなメリットが得られます。

注目度や信頼度、希少性の高い「にっぽんの生産者の手による『逸品』の導入によって、売上増加はもとより、既存顧客の満足度の向上や新たな客層の取り込み、

仕入れに関する手間やコストの低減など、導入によるメリットは計り知れません。

 

もう一方で、生産者にとっても、常設の販路を獲得できるだけでなく、

テスト販売などマーケティングの場としての活用も可能となり、

今後のブラッシュアップにもつながる情報を得ることができるなど

こちらも多くのメリットが得られます。

これまでの販売者が買ってやる側、

生産者が買っていただく側の関係ではなく

お互いができる努力をし、協力をすることでお客様に喜んでいただける場づくりをしていくというものです。

今後の取り組み
医療施設への設置と
逸品棚の運営の主体を生産者へ移行

これまで、カフェや書店、ミュージアムや医院、百貨店や雑貨店などジャンルを問わず、約40の様々な店舗・施設で導入をいただきご好評をいただいておりますが、今後は、全国各地の逸品が、入院患者さんの心のケアの一助となるとの考えから

昨年より、あらたに病院などの医療施設や、

企業売店などのクローズな場での展開を積極的に進めており、これまでとは全く違う販売チャンネルの活用によって

さまざまな反応や検証結果が得られています。

今後はさらに高齢者、福祉施設にも拡げていき、さまざまな方々へのこころのケアの一助になるよう進めてまいります。

さらに、現在キビィズにておこなっている受発注や店舗フォローなど、逸品棚のいっさいのオペレーションを

順次、各地域の生産者に移行していく計画を推進しています。

これからは生産者が流通や販売を担い、他の生産者を助け、助け合う

新たなしくみ作りみをはじめております。

これからの生産者に
もとめられること

自分の作ったものだけではなく、ほかの生産者のつくったものも扱い広める役割を担うことで、

個からチームで販路を作りともに発展する段階へと生産者も変わることで

多くのメリットが生まれると考えております。

 

また教育の一環として、大学などの教育機関と生産者とのコラボでの商品開発を企画したり、

地域に根差して活動されている方々との連携で、

より地域に応じた商品提供や地域の生産者の支援、

店舗のこまめなフォローにつながる試みも始めております。

どうぞ主旨ご理解の上、

生産者のおもいをこめた逸品と逸品棚をお引き立ていただけますよう

何卒よろしくお願い申し上げます。

令和月吉日
株式会社キビィズ 
代表取締役社長 大江 康一郎

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